執筆：2020-11-11
不妊治療を開始した直後、子宮内膜ポリープの発覚で転院。
手術を経て、新型コロナウィルスの影響を受けながらの治療再開。
我が家の進路相談会
新型コロナウィルスの影響で勤務形態が変わり、在宅勤務が中心に。
勤務先に気づかれることもなく不妊治療を開始し、入院手術を済ますことができたのは良かった点である。人と会う機会も少なくなり、余計なストレスは皆無と思っていたけれど、慣れない通院生活に思いのほか疲弊していたようだ。手術前は早く妊活を再開したいと思っていたのに、重い腰は上がらず。前向きだったバロメーターがだだ下がりした。何十年も共に生きてきたはずの自分の心身がわからなくなる。
モチベ低下に加え勤め先では感染者が増える一方で、術後2ターンは自己タイミングでトライした。残念ながら、”つるんぷりんっ”になったはずの子宮でも我が子が育つことは無かった。自分たちではどうにもならない現実を改めて突き付けられ、結局クリニックに向かうことになる。
すっかり志気が下がっていた私に対し、なんと夫は不妊治療における様々な検査について調べ、ノートにまとめてくれていた。我が家の進路相談会が始まった。
男女それぞれこんな検査が可能らしいよ。
部位ごとに原因がありそうで、どこから攻めたら良いのやら？
すごい…研究ありがたい。
あ、なんか気になるところ出てきた。
聞きたいことを書き出そう。
そして、治療開始からのタイミング法も8周期を迎えていることから、近くステップアップすることを視野に入れ始める。夫のおかげもあり、再び自分たちの身体の問題点について気になるようになった。「やるべき検査は何がある？」「やれることをすべてやりたい！」というスタンスに切り替わり、これをクリニックで相談することでまとまった。
先生との進路相談会
卵管造影検査の考え方は？
タイミング法・人工授精を希望する人は受けたほうが良い。
すぐ体外受精に進む場合は卵管は無関係なのでパスで良いでしょう。
ヒューナーテストの考え方は？
精液の状態は日々変化するため、正直”その日の状態”しか
把握できないと思って。欧米諸国ではこの検査を特に
推奨しない傾向にあるよ。
子宮頸管の役割が果たせているか気になるのですが？
ヒューナーテスト・抗精子抗体の有無などで検査可能。
これも体外受精の場合は無関係なのでパスで良いでしょう。
ポリープ以降、子宮内膜の状態が気になるのですが？
子宮はタイミング法・人工授精・体外受精の
どれで妊娠した場合も卵が育つ大切な場所。
従って優先的に検査する場所と考えて良い。
子宮内膜フローラ検査は自費診療￥40,000と高額で
検査期間はおやすみ期となるデメリットもあるが
最近注目されている子宮内環境を調べる検査です。
最後に、私の高プロラクチン血症の治療はずっと続くんでしょうか？
※これは少し前に薬剤師さんが「カバサールの服用歴長くなってきてますね。
心配事ないですか？」と言ってくれたから聞けた。感謝。
基本的には妊娠するまで治療継続しなければならない数値の人が多い。
ここらで再検査しておきましょうかね。
このように気になったことを全て聞くことができた。だいぶ気持ちがスッキリして、先が見えた感覚がした。心身も金銭的にも納得のいかない治療には前向きになれないし、モヤモヤする前に質問することができて、いい選択だったと思う。
我が家が決めた今後の治療方針
- あと少しタイミング法に挑戦する。
→自然妊娠をまだ諦めきれない。転院したクリニックでタイミング指導を受けていない。 - 卵管造影検査を受ける。
- ヒューナーテストを受ける
- 子宮内膜フローラ検査を受ける
しばらく検査尽くしの日々、おやすみ期など、進展のない日々が続きそうな予感ですが。また前を向いて、夫婦と先生の三人六脚で頑張りたいと思えたリスタートでありました。
※今回の治療費は次回まとめて記録します。
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