執筆:2019-05-19
そろそろ、赤ちゃんのこと
夫とは10代で出会い、長いこと恋人を満喫して結婚した。
ずっと夢見ていた2人暮らしが始まる。最高にハッピーな結婚式をやり切って、私たちはハネムーンに飛んでいった。このタイミングで、2年に1度の子宮がん検診の案内が届く。ごく自然に「そろそろ赤ちゃんについて考えたいな」と思った。
夫は3兄弟。3人で過ごした日々にいい思い出があり、自分もそれを理想としているみたい。私は高齢の親を反面教師に、できる限り若い親になりたい願望があった。この時、私たちは30歳を目前にしていた。子どもが好きな夫だから、ためらいもなく気持ちを伝えてみる。
そろそろ赤ちゃんのこと、考えよう!
そうしたいんだけど…
君の身体が大きく膨らんだり、痛い思いをしたりするのを想像したらなんだか恐ろしく感じるんだけど、おかしいかな?
意外だった。そんなこと考えていたんだ。でも、とても共感できるところがあった。まず人体って不思議すぎるし、妊娠のその先はすべて母体、つまり私に起こることだ。夫の母体に寄り添う考え方を尊重し、ひとまず身体を万全に整えようという結論に至った。
心と身体の準備
妊活に向けてコンディションを整えるため、以下のことを調べました。
夫婦で出来る準備もあるので、温度感を合わせるのにもいいプロセスかも。
国の政策で積極的にワクチン接種が行われた世代があるそう。
まずは自分の母子手帳を確認してみましょう。
確認が難しい場合、抗体検査で判断できます。
避妊期間があるから、妊活をはじめる前に
接種しておいて良かったよね。
個人差はありますが、検体採取は痛み・出血ともにほとんどダメージ無しです。検診で子宮の入り口(頸管)にポリープが見つかりました。
ポリープは”良性”でホッとしました。
病院、特に婦人科系はできれば行きたくないですよね。でも妊活前に色々済ませることができて、心身ともにすっきりしました。
妊娠について向き合ったら恐怖心が薄れて純粋に
子どもがほしいと思えるようになってきたぞ。
・子宮がん検診
・子宮頚管ポリープ切除術
・病理検査
約¥7,600
こうして一通りの検査を終え、心と身体が整った気がした。
過去に基礎疾患も、婦人科系のトラブルも無いが、私はなぜか”ヤればデキる”といった発想が全くなかった。女の勘が働いたのか、妊娠に対してとても真摯に向き合おうとしていたのだった。
人類の営み
家族のつくり方。それは当たり前のことなのに、誰も教えてはくれない。聞けない。何でも話せたはずの友人にも。不妊治療に偏見のある親世代にも。妊活は想像以上にセンシティブで話しづらいものだ。
そんな時、SNSには同じ温度を理解できる匿名の仲間がいた。不思議となんでも打ち明けて相談することができた。得る情報が正しいかどうか自分で判断をする必要はあるものの、見知らぬ同志と苦悩を分かち合うことでどれだけのストレスが消え去っていくことか。
私は過去にもこうしてインターネットの世界に救われている。何度も。そんな経験を生かして、知り得たことや体験したことは勿体ぶらずに綴っていこうと思っている。不安で、情けなくて、スマホが熱くなるくらい調べて、調べて、ここにたどり着いた人がいたならば、まずは「自分と同じ人がいた」と、ホッとしてほしい。
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